白色系の花の咲く草本類



イヌショウマ (犬升麻) キンポウゲ科サラシナショウマ属
 花期:8~9月  高さ:~80cm

漢方薬となるサラシナショウマに似ているが効能がないのでこの名になったという。


イヌハギ (犬萩) マメ科ハギ属
 花期:8~9月  高さ:60~150cm

同属のハギに比べて花が小形で植物体は多毛のため鑑賞の価値がないこと、また、同じく多毛のネコハギに対して大きいのでイヌハギと名付けられたという。

 

絶滅危惧2類


ウド (独活) ウコギ科タラノキ属
 花期:7~9月  高さ:~150cm

野生種をヤマウドと呼び、軟白栽培されたものと区別する場合もあるが同じ植物。

 

「ウドの大木」というが、ウドは樹木ではなく草本。


オオバコ (大葉子) オオバコ科オオバコ属
 花期:4~9月  高さ:10~30cm

別名が多数ある。

人や車に踏みつけに強く、背の高い草の生えないこのような場所にはびこる。

子供の遊びとして、花柄を根本から取り、2つ折りにして、2人が互いに引っかけあって引っ張り合い、どちらが切れないかを競う(オオバコ相撲)。

 

種子、花期の全草は咳止め、下痢止め、利尿などに効果がある生薬として用いられる、牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)、竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)などの漢方薬に配合処方される。慢性気管支炎や高血圧症に効果があるという。


キツネノマゴ (狐の孫) キツネノマゴ科キツネノマゴ属
 花期:8~10月  高さ:10~40cm

ギンラン (銀蘭) ラン科キンラン属
 花期:4~5月  高さ:10~30cm

同属のササバギンランに似るが、ギンランは花序が葉より高くなる。


ジャノヒゲ (蛇髭
キジカクシ科ジャノヒゲ属
 花期:6~8月  高さ:7~15cm

名前の由来には諸説ある。「蛇の髭」あるいは別名「龍の髭」ではなく、「尉の髭(ジヤウノヒゲ)」との説がある。



シラヤマギク (白山菊) キク科シオン属
 花期:8~10月  高さ:1~1.5m

春の芽生えを食用としたことから、同様に食用とされるヨメナ(嫁菜)に対比して、別名ムコナ(聟菜)と呼ばれるという。


シラユキゲシ (白雪芥子) カシ科シラユキゲシ属
 花期:4~5月  高さ:30~60cm

中国原産の園芸種であり、繁殖力が強いため大青田の森で生育株数が増えている。増えすぎないように注意する必要がある。


シロバナキツネノマゴ(白花狐の孫)
キツネノマゴ科キツネノマゴ属
 花期:8~10月  高さ:10~40cm

シロバナサクラタデ (白花桜蓼)
タデ科イヌタデ属
 花期:8~11月  高さ:50~100cm

ススキ (薄、芒
イネ科ススキ属
 花期:9~10月  高さ:1~2m

秋の七草のひとつ。茅(カヤ)、尾花(オバナ)とも呼ばれ、古来、生活、文芸などの日本文化に深く取り込まれている。


セントウソウ (仙洞草
セリ科セントウソウ属
 花期:4~5月  高さ:~10m

仙洞草と書くが名前の由来は不明。日本固有種という。


センボンヤリ (千本槍
キク科センボンヤリ属
 花期:3~4月、9~11月  高さ:春~10m、秋30~60cm

春と秋の2回花をつけるが、花の形が異なる。千本槍という名は秋の花形による。

タケニグサ (竹似草、竹煮草
ケシ科タケニグサ属
 花期:6~8月  高さ:1~2.5m

植物体に傷をつけたときに滲出する橙黄職の乳汁は皮膚につくと炎症を起こすことがある。博落廻(はくらくかい)と呼ばれ皮膚病の生薬ともなるが、全草有毒で、食すると呼吸マヒを起こす恐れがある。

 

日本原産種で雑草として扱われるが、欧米では主にイングリッシュガーデンに用いる園芸種として扱われる。


チゴユリ (稚児百合
イヌサフラン科チゴユリ属
 花期:4~6月  高さ:15~30cm

ドクダミ(
ドクダミ科ドクダミ属
 花期:5~8月  高さ:10~30cm

名前に「ドク」とあるが毒はない。別名が多数ある。

独特の臭気があり、繁殖力が強く地下茎で広がるため、難防除雑草とされる

日本三大民間薬草の一つ(他は、ゲンノショウコ、センブリ)。十薬(ジュウヤク)という生薬名で。利尿、便通、高血圧予防、化膿性の腫れ物に効能がる。


ニホンズイセン(日本水仙
ヒガンバナ科スイセン属
 花期:12~2月  高さ:15~30cm

地中海沿岸を原産地とする種「スイセン」の変種。室町時代以前に中国を経て日本に入り野生化したと考えられている。


ニョイスミレ(如意菫
スミレ科スミレ属
 花期:12~2月  高さ:5~25cm

ニリンソウ(二輪草
キンポウゲ科イチリンソウ属
 花期:3~5月  高さ:20cm

千葉県の要保護対象種(絶滅危惧2類相当)。

 

山菜として食用されるが、有毒成分を有するので食べ過ぎると危険。根茎は地烏(ジウ)と呼ばれ生薬として用いられる。


ニワゼキショウ(庭石菖
アヤメ科ニワゼキショウ属
 花期:5~6月  高さ:10~20cm

北アメリカ原産。明治中期に渡来し各地に広く帰化。学名に議論がある。

 

花色は白色又は紫色。


ハエドクソウ(蠅毒草
ハエドクソウ科ハエドクソウ属
 花期:7~8月  高さ:~80cm

全植物体に有毒成分。ハエ取り紙に使用。


ハコベ(繁縷
ナデシコ科ハコベ属
 花期:2~5月  高さ:10~20cm

春の七草の一つ「はこべら」であるが、通常ハコベと呼ばれるのはコハコベ、ミドリハコベ、ウシハコベのハコベ属3種。「ハコベ」はこれらの総称。

 

原産地はユーラシア大陸で歴史時代以前に農耕と共に全世界に広がり渡来帰化。


ハダカホオズキ(裸酸漿
ナス科ハダカホオズキ属
 花期:8~9月  高さ:60~90cm

ホオズキに似るがホオズキ属ではなく、この1種のみ(異論もある)のハダカホオズキ属。

 

果実がホオズキのように袋に包まれていないのでこの名があるという。


ハルジオン(春紫苑
キク科ムカシヨモギ属
 花期:4~6月  高さ:30~100cm

大正時代に園芸種として持ち込まれた北米原産の帰化植物。

現在は、環境省の「生態系被害防止外来種」に指定されていないが、「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されている。

 

よく似た花であるヒメジョオン(姫女菀)との類似から「ハルジョオン」と称されることもあるがヒメジョオンはシオン属であり全く別種である。


ハンゲショウ(半夏生
ドクダミ科ハンゲショウ属
 花期:6~8月  高さ:30~100cm

七十二候の半夏(7月初旬)頃に花が咲くことから「半夏生」、あるいは、葉の下半分及び表面だけが白いことから「半化粧」、また「片白草(カタシログサ)」という。

 

利尿、解毒、解熱作用がある生薬とされ、三白草(サンパクソウ)とよばれる

ヒトリシズカ(一人静
センリョウ科チャラン属
 花期:4~5月  高さ:10~15cm

別名ヨシノシズカ(吉野静)、マユハキソウ(眉掃草)。有毒。


ヒメジョオン(姫女苑
キク科ムカシヨモギ属
 花期:6~10月  高さ:30~150cm

ハルジオンとの類似から「ヒメジオン」と呼ばれることもあるが、漢字で表すとハルジオンは「春紫菀」とヒメジョオンは「姫女菀」である。逆にハルジオンについても同じ混同でハルジョオンと呼ばれることがある。

北アメリカ原産で、園芸種として渡来して明治時代には野草化した。また、鉄道の線路沿いに広がったことから「鉄道草(てつどうぐさ)」と呼ばれたりした。

 

現在は、ハルジオンと共に環境省「生態系被害防止外来種」に指定され、「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されている。


ヒヨドリバナ(鵯花
キク科ヒヨドリバナ属
 花期:8~10月  高さ:1~2m

ヒヨドリバナは変異が多く多くの品種に分けられているが、雑種もできやすく分類が一定しない。

 

渡りをする蝶のアサギマダラが好み飛来する。


フキ(蕗、苳
キク科フキ属
 花期:3~5月  高さ:40~70cm

山菜の「フキノトウ」はフキの花芽はであるが、フキは雌雄異株であるのでフキノトウには雌花と雄花がある(雌雄異花)。

 

フキには肝障害の原因となる天然毒があるが、水溶性で事前のアク抜きにより安全に食べられる。なお、水に晒し過ぎると独特の風味が失われる。


フタリシズカ(二人静
センリョウ科チャラン属
 花期:4~6月  高さ:30~60cm

花穂が1本の「ヒトリシズカ」に対比して、2本の花穂を、能楽『二人静』における静御前とその亡霊の舞姿にたとえたもの、という。但し花穂は2本とは限らない。


フロックス属(二人静
ハナシノブ科クサキョウチクトウ属
 花期:7月  高さ:~100cm

園芸用として北アメリカから導入されたものが野生化している。


ホオズキ(酸漿、鬼灯
ナス科ホオズキ属
 花期:6~7月  高さ:60~80cm

日本在来種は観賞用として栽培されるが、天然毒があり食用はできない。地下茎は酸漿根(サンショウコン)として咳止め、解熱、利尿の効果がある生薬とする。


マルバフジバカマ (丸葉藤袴) キク科アゲラティナ属
 花期:10月  高さ:30~100cm

原産地は北アメリカ。明治時代に箱根の公園に植栽するために日本に渡来し、そこから東日本を中心に広まった帰化植物。

毒性があり、これを食べた牛の肉やミルクから人に中毒症状を生じさせる(ミルク病)。

 

環境省の「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されている。


ミツカドネギ (三角葱) ヒガンバナ科ネギ属
 花期:4~5月  高さ:20~50cm

地中海沿岸の原産で、園芸用に植栽されたものが野草化。ニンニクの仲間で西欧社会ではハーブとして食用される。


ムギセンノウ(麦仙翁
ナデシコ科ムギセンノウ属
 花期:4~6月  高さ:30~100cm

ヨーロッパ原産で、ムギなどの農作物に紛れて明治時代に北海道に侵入したと考えられる帰化植物。

 

ヨーロッパでは、麦類を減収させる有害雑草として扱われるが、一方で園芸植物としても栽培される。


ヤブミョウガ(藪茗荷
ツユクサ科ヤブミョウガ属
 花期:7~9月  高さ:50~100cm

日本では関東地方以西の湿った林地に群生する。葉はミョウガに似るが花は全く異なる。


ヤブレガサ(破傘
キク科ヤブレガサ属
 花期:7~9月  高さ:~100cm

芽出し直後の若い葉の様子が「破れ傘(やぶれがさ)」に似ることによる。

 

展開前の葉と茎は山菜として食用される。


ヤマホオズキ(山酸漿
ナス科ホオズキ属
 花期:8~9月  高さ:30~50cm

環境省レッドリストの「絶滅危惧IB類」、千葉県レッドデータブック「絶滅危惧I類 最重要保護生物(A)」に該当する希少種。


ヤマユリ(山百合
ユリ科ユリ属
 花期:7~8月  高さ:1~1.5m

日本固有種で本州の近畿以北に自生。

 

鱗茎は食用、薬用に利用される。


ワルナスビ(悪茄子
ナス科ナス属
 花期:夏~秋  高さ:40~70cm

北アメリカ原産だが世界各地に移入帰化し、各地で極めて有害性の強い害草とされている。英語でも「悪魔のトマト」と呼ばれる。

日本では明治末期に牧野富太郎により発見され命名された。現在は全国に広がっている。

 

繁殖力が強く一度生えると根絶は難しいとされている。ミニトマトに似た果実は有毒。