黄色系の花の咲く草本類



オニタビラコ (鬼田平子) キク科オニタビラコ属
 花期:春~秋  高さ:20~100cm

春の七草のひとつの「ホトケノザ」はタビラコのことで、標準和名は「コオニタビラコ」=「小鬼タビラコ」となっている。標準和名「ホトケノザ」はシソ科の別の植物に当てられている。コオニタビラコが春の七草であるが、混同されてオニタビラコが七草がゆに用いられることがある。


オミナエシ(女郎花) オミナエシ科オミナエシ属
 花期:8~10月  高さ:60~100cm

秋の七草のひとつ。

全草が敗醤(ハイショウ)と呼ばれる抗菌・任性作用の生薬として利用される。

 

若い部分は食用となる。


キジムシロ(雉筵) バラ科キジムシロ属
 花期:4~5月  高さ:5~30cm

花はミツバツチグリやヘビイチゴによく似てまぎらわしいが、これらの葉(小葉)が3枚又は5枚に限られるのに対しキジムシロの葉は59枚の羽状になるのでほぼ同定できる


キンミズヒキ(金水引) バラ科キンミズヒキ属
 花期:7~10月  高さ:30~150cm

下痢止め、整腸、疲労回復に効果があるとされ、龍牙草(リュウガソウ),仙鶴草(センカクソウ)と呼ばれる生薬。若い部分は食用される。

 

果実にはとげがあり、動物に着き散布される。


キンラン(金蘭) ラン科キンラン属
 花期:4~5月  高さ:30~70cm

キンランは、樹木の根に外菌根を形成するイボタケ科などの菌種に養分を依存している。外菌根菌は炭素源を共生相手の樹木から得、一方で樹木へは土中のミネラル等を供給し共生関係を維持している。キンランはその共生系に入り込み、養分を収奪し生育している。

キンランが依存している菌根菌の菌種は限定されており、更にこの菌根菌が共生する樹木がなければ、キンランは生育することができない。

キンランの栽培が困難な理由がここにあり、自生地から採って移植しても長期的な生育は難しい。

生育の旺盛なキンランにはイヌシデの根に共生する菌根菌種が関わっているとの知見がある。

 

環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)にしていされている。


クサノオウ(草の王、草の黄、瘡の王
ケシ科クサノオウ属
 花期:5~7月  高さ:40~80cm

茎や葉を傷つけると、有毒成分を含む橙黄色の乳汁を滲出させる。この乳汁は皮膚に触れると炎症を起すことが多くある。食用は危険。

 

一方、皮膚疾患、外傷の手当てに有効で白屈草(ハククツサイ)と呼ぶ生薬とされているが、素人の使用は危険である。


ジシバリ(地縛)
キク科タカサゴソウ属
 花期:4~7月  高さ:5~10cm

別名イワニガナ


トモエソウ(巴草)
オトギリソウ科オトギリソウ属
 花期:6~9月  高さ:50~130cm

リンネの「植物の種」(1753年)に記載された植物の一つ。


ノウルシ(野漆)
トウダイグサ科トウダイグサ属
 花期:4~5月  高さ:30~80cm

ノニガナ(野苦菜)
キク科ニガナ属
 花期:4~5月  高さ:15~50cm

茎や葉に傷をつけるとウルシ()に似た白乳液が出、触れると皮膚炎などを起こす有毒植物。


ハルザキヤマガラシ(春咲山辛子)
アブラナ科ヤマガラシ属
 花期:4~6月  高さ:30~90cm

ヨーロッパを原産とし、ムギ類に混入して渡来し全国に分布。辛味がありサラダ用に栽培されることもあるが、「要注意外来生物」、「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定。


ヒメカンゾウ(姫萱草)
ユリ科ワスレグサ属
 花期:5~6月  高さ:30~40cm

ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の変種とされ、日本で栽培された園芸種である。


ヒメリュウキンカ(姫立金花)
キンポウゲ科ワキンポウゲ属
 花期:3~5月

 高さ:3~20cm

ヨーロッパ原産で日本には園芸用として渡来し、野生化している。有毒植物であるが若芽は食用できる。


ミニスイセン(テータテート)
ヒガンバナ科スイセン属
 花期:2~4月  高さ:10~20cm

スイセンは地中海沿岸が原産地であるが、現在は一万種類以上の園芸品種が出回っており、そのうちの一つ。


ヤクシソウ(薬師草)
キク科オニタビラコ属
 花期:9~11月  高さ:30~120cm

「薬師」という名であり、皮膚病に聞くという民間伝承もあるが、薬功は不明。


ヤマブキソウ(山吹草)
ケシ科クサノオウ属
 花期:4~5月  高さ:20~40cm

和名は花が灌木の「ヤマブキ」に似ることによる。明るい樹林を好み本州・九州・四国の山野に生育する。

春に芽生え、夏には地上部が枯れて休眠する。